空のノート - note of void.


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2007-03-13

水銀燈の出来るまで

ドット絵のメイキングです。私空岬海がドット絵を作る過程を紹介しています。読者が作成する際の参考の一つにでもなれば幸いです。

道具について

弘法筆を選ばずと申しますが、選べるなら選んだ方が能率が違いましょう。以下は私の使っているものです。

ディスプレイ
SGI 19" CRT (1280x1024@85)
ペイントソフト
EDGE
マウス
KENSINGTON Pilot Mouse USB/PS2
マウスパッド
Arvel さらさらで滑らかな手触りのマウスパッド Lサイズ

私は普段トラックボールを使っているのですが、ドット絵を描くには向かないので専用のマウスを用意しています。このKENSINGTONのマウスは自然に握り易く、クリック感も軽くて(これは好みが分かれるかもしれませんが)長時間使用しても疲れません。同社製のトラックボール共々愛用しています。二束三文の安物より明らかに快適なので(おまけにスタイルも良い)、通常使用にもお勧め出来ます。

題材を決める

ドット絵の作成に取り掛かる前に、作るキャラクターやそのポーズを考えます。まず何が描きたいと思わないとやる気も何も出ませんし、イメージは完成品の青写真となるのでそう簡単に揺らいでしまっては困ります。そういうわけで色々考えてみて、カッコイイポーズでも萌えポーズでも何でも、しっかりイメージを固定します。但し実際には、着想を得たらある程度で切り上げ、次のステップで当たりを描きながらイメージを完成させることの方が多いかもしれません。まぁ、原則論ですね。

ちなみに今回の題材は別のエントリで書いたように漫画ローゼンメイデンのキャラクター水銀燈。黒くて○○○○なキャラクターが素敵なドールです。イメージは小悪魔っぽく、また不安定な感じの構図を考えてみます。

当たりを付ける

早速イメージを形に書き出します。ドット絵作成は彫刻に例えられますが、この段階では浅浮彫りといったところでしょうか。

  1. 線画をガリガリと書く。大胆な修正を恐れずに
  2. 盛っては削り…
  3. 込み入ってくると単色線のままでは辛いので二色使う

ここで重要なのは、各部のパーツの関係をきちんと描き、イメージを写像した物体の形が空間的に正しく見えるようになるまで修正に時間を掛ける事です。この段階が上手く行かないとやはり出来も不満なものになってしまうことが多いです。

後から手の付き方が気に入らないとか頭の大きさがおかしいとか体勢が不自然だとか気付いても、立体として塗り始めてしまったらもう構図のレベルでは修正するのが難しいので後の祭りです。そうなるとあれこれ塗り直すより最初から作り直した方が早いのですが、折角ある程度作った絵を捨ててやり直しというのはやる気を減退させてしまうものですから、ここは手を抜かずに納得行くまで手を加えます。

バランスの見直しには、画像を反転してみたり、ある程度時間を(数時間~一晩)置いてから見直したりするのが有効です。しばらく置いて粗が目に付かなくなり、中々良いじゃない?と思えるようになったら次のステップに行きます。

色の用意

ここで塗りに使う色を大雑把に作成します。この時点では細かい調整はせず、各色調を揃えるだけで問題ありません。大抵の場合は肌、髪、服1、服2、アクセントで分けられるでしょう。私は肌に三階調、髪に三~四階調、服に二~三階調使います。色数は十六色に抑える事もありますが、現在となっては色数を制限する意義はあまり無いと思うので必要なら気にせず色を作ります(とは言え、無駄な色は極力作らないようにします)。

なお、この段階も実際には色を塗りながら必要に応じて作ることが多いです。手順を重視し過ぎず、自分のやり易いようにやった方がよろしいでしょう。

色を塗る

下地に色を塗ります。同時に身体の太すぎる部分を削ったり、細部を考慮した輪郭修正を行います。また各部の重なる部分(腕と胴体など)を同じ色で塗ると境界が判らなくなる箇所があるので、そのような部分から影を付けつつ塗っていきます。

  1. ベタ色で適当に塗る
  2. 塗りの途中で歪な部分も見えてくるので、修正しつつ塗る
  3. おかしく見えないかどうか常に拡大縮小を使い気を付ける
  4. 細部を描き込んでいく。同時に色も調整
  5. 今回の髪と中着など、似た色は同じパレットを使うこともよくあります
  6. 服の皺と髪の筋にはいつも苦労します。ピクセルより小さい形状を現すには「脳内補間」でそれらしく見えるようにする必要があります

大体面が取れて来たら、徐々に陰影も付けて塗っていきます。場合によってピクセルの都合で自然に陰影を付け辛いこともあるので、修正できるうちにパーツを多少ずらしたりもします。

完成

同じ色のパレットを統合、不要なレイヤーを消去し、透明色を有効にしてPNG形式で保存。pngrewrite & PNGOUTで圧縮したら、晴れてドット絵完成です。

完成図 2x

ちなみに最初からここまでは四日ほど掛かってます。 一日に少しずつという形で作っているので実時間はそれほどでもないかもしれませんが。 まぁ素人でも時間をかければこの位のものは作成出来るという事で、皆さんもドット絵作成に挑戦してみては如何でしょうか。

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